明日から開催される、Jプロツアー第12戦、第13戦おおいた2連戦。
2018年、そして昨年はUCIレースとしての開催だったためJプロツアーでの開催はなかったが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外チームの招待が困難なことからUCIレースとしての開催を断念。3年ぶりにJプロツアーでの開催となる。
初日のクリテリウムはJR大分駅南口を出てすぐの「いこいの道」に設定された1周1.0kmのコースを45周回する45.0kmのクリテリウム。これまでの開催で逃げ集団が逃げ切ったのは2016年の1度だけで、それ以外はすべて大集団でのゴールスプリントになっていることを考えると、今年も大集団ゴールスプリントが既定路線となりそうだ。
レース終盤、チーム力がありエーススプリンターを抱えるチーム勢がトレインを組んで主導権争いを繰り広げることになるであろうレース。優勝候補は地元レースで気合いの入る黒枝士揮(チームブリヂストンサイクリング)と黒枝咲哉(シマノレーシング)の兄弟、吉田隼人(マトリックスパワータグ)あたりか。スピードのある選手をそろえるチームブリヂストンサイクリングの動きがレースの流れを作るのではないかと感じている。
一方のロードレースは、2016年以来となる4kmコースを使用。昭和電工ドームを過ぎて一旦少し下った後に180度コーナーをクリアし、ほぼゼロスタートに近い状態で上りへと入っていくハードなコースを25周回、100.0kmで争われる。
こちらのレースの主役となりそうなのは、フランシスコ・マンセボとトマ・ルバという強力外国人選手を擁するマトリックスパワータグとキナンサイクリングチームか。上りの度に両選手がペースアップを繰り返すようなことがあれば、完走者数もごくわずかという超過過酷なサバイバルレースになるかもしれない。
両チームは年間チームランキング争いでも2位と3位につけており、逆転優勝を目指して積極的なレースを展開してくるはずだ。
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